ファーマーズマーケットを日本に広めるために・・・
はじめまして。ファーマーズマーケットコーディネーターの高橋潮(みなと)です。
今回はこのブログを開設して初めての投稿になるので、皆さまにこれはいったいなんのブログなのか、何を発信するものなのかを、筆者の自己紹介も交えてお伝えします。今後私の記事を読んでいく中で「この人何者なんだ」と思った人に読んでもらえればと思うので、飛ばしていただいて構いません。
<目次>
1. ファーマーズマーケットとは
(1)ファーマーズマーケットの紹介
(2)これはいったいなんのブログなの?
2. 自己紹介
(1)ファーマーズマーケットで働く前
(2)ファーマーズマーケットと出会って
(3)ファーマーズマーケットで働きながら
(4)現在
3. これから
1. ファーマーズマーケットとは
(1)ファーマーズマーケットの紹介
ファーマーズマーケットは、アメリカ全土で浸透している生産者と消費者が直接売り買いする青空市のことを指します。アメリカ開拓・フロンティア時代からこの市場は開催されており、それぞれの地域でいくつものファーマーズマーケットが開かれます。現在では、全米で5000以上のファーマーズマーケットがあります。アメリカは全部で50州なので一つの州につき、100のファーマーズマーケットがてんかいされていることになります。
日本の朝市に近いものがありますが、日本の朝市よりシステマティックな仕組みが取られています。そのため、日本の朝市は減少傾向にありますが、ファーマーズマーケットの数は現在においても徐々に数を増やしています。ファーマーズマーケットの仕組みに関しては、別の記事で具体的にお伝えます。
(2)これはいったいなんのブログなの?
私がこのブログを開設した目的は、ただ一つ。
「ファーマーズマーケットを日本に広めたい」
私は実際に本場アメリカのファーマーズマーケットで働いておりました。
・地元食材にあふれる日常
・馴染みの生産者のところに通い詰める日常
・行けばいつものあの人に会える日常
そのような顔の見える豊かな日常を過ごしていました。そのような日常を日本でも過ごしたいと思い、今ファーマーズマーケットの認知度を上げる活動をしています。
2. 筆者について
(1)ファーマーズマーケットで働く前
私が日本の大学を卒業した後に、アメリカのサンフランシスコに渡りました。大学で勉強しながら、様々なところに赴き出会ったのが、「Chez Pannise」という一軒のレストランでした。スローフードのパイオニアと呼ばれるアリス・ウォータースさんが手がけるレストランで、食材はすべて地場産の食材を提供しているファーマーズマーケット、もしくはサンフランシスコ周辺から仕入れるようにしており、ローカルの食材をおいしく味わう「おいしい革命」を実践したレストランです。そこに初めて足を運んだ時に衝撃を受け、日本に帰ったらこんな取り組みがしたいと思うようになりました。
ちなみにこのレストランを教えてくれたのが、今働いている会社の社長。不思議なご縁ですね。
(2)ファーマーズマーケットとの出会い
「Chez Pannise」でインスピレーションを受けた私は、様々なところに旅に出ました。そして、アメリカ西海岸を長距離電車で移動しているときに立ち寄った「ポートランド」という街で、衝撃を受けました。
まさに、ローカルなライフスタイルを実践している場所で、飲食店は積極的に地元産の食材を使い、消費者もスーパーに並ぶ地場産の食材を購入する。地元のものであふれる生活にポートランドの人が誇りを持っていることを感じました。
「ここで生活しよう」
そう覚悟を決め、ビザを更新して、アメリカで一年間働けるようになりました。仕事を探している中で出会ったのが、「ポートランドファーマーズマーケット」でした。地元の人が1週間分の食材をその生産者の人と会話をしながら、「また来るね」と言って別れるその光景がとても美しく、豊かに感じました。なんとしてもここで働くをさらに覚悟を決め、なんどもアプローチをしてなんとか仕事を得ることができました。
(3)ファーマーズマーケットで働きながら
ポートランドファーマーズマーケットでは、オペレーションマネージャーという役割をもらっていました。基本的にマーケットの運営をする仕事で本部での案内や設営・撤収を行っていました。そのほかに、ポートランドファーマーズマーケットは日本人観光客が増えていることもあり、その対応もしていました。ファーマーズマーケットのことを知るために、ハンドブックを読み込み、他のファーマーズマーケットとの比較をし、それをお伝えさせていただきました。その中で様々な人とつながることができ、今もその縁は続ています。
(4)現在
今は、地元仙台に帰り、コンサルティング会社で働いています。会社の好意で、ファーマーズマーケットに関するセミナーや企画をさせてもらい、現在はこうしてファーマーズマーケットに関する情報発信の機会をもらっています。
3.これから
先ほどもお伝えした通り、これは「ファーマーズマーケットという日常を日本に広めるため」のブログです。
私の怒りは、「ファーマーズマーケット」という言葉がただの商品名として出回っていることです。
本場のファーマーズマーケットは、地元の生産者と消費者の関係性を築くための信条を持っており、そのための仕組みがあります。このブログは通して、本当のファーマーズマーケットを発信し、私が現地で培った知識やノウハウを余すところなく、発信していくつもりです。
また、前述したようにファーマーズマーケットで様々なつながりができました。その人たちとのコラボ記事や紹介記事も載せていきたいと思います。中には、日本で本格的なファーマーズマーケットを展開してる方もいらっしゃいますので、じっくりお話しを伺いながら記事を書くつもりです。
このブログを読んで、少しでも多くの人がファーマーズマーケットの魅力に気づき、それがある日常を感じてもらえればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
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